ベンチプレスでどんどん上半身を鍛えたいと夢中な方も多いでしょうが、ベンチプレスのリスク(危険性)はご存知でしょうか?
ここではベンチプレスの事故で死亡してしまう事もあるという辛い現実について述べていきます。
安全なトレーニング環境はひとり一人の意識から実現するものです。
ぜひ、最後までお読みくださいね!
サマリー
ベンチプレスの事故で死亡する事も?危険性について知っておこう。
ベンチプレスは素晴らしい筋トレ種目ですし、男性はもちろん女性からも愛されていて筋トレの代名詞にもなっています。
しかし、そんなベンチプレスなのですが、死亡事故につながる危険性もあるというのはご存知でしょうか?
論より証拠、という事でまずは下記動画をご覧下さい。
(死亡事故の動画ではなく、ベンチプレスのリスクをお伝えする内容の動画ですのでご安心を)
0:18くらいからベンチプレスが始まり、その後すぐに男性がつぶれてしまいそうになります。
すぐに脱出するので最悪の事故は回避できていますが、かなりヒヤッとする危ないケースでした。
この動画のベンチプレスでは最悪の事態は免れましたが、もし補助の方がおらず、男性が逃げ出す事が出来なかったらどうなっていたでしょうか?
今回のウエイトは220キロ。
そんなバーベルが喉や頸椎、頭蓋骨にズドンと落ちてきたらスーパーサイヤ人でも無い限り死んでしまうでしょう。
良くても大けが、後遺障害。
私たち人間は鬼滅の刃の鬼ではありませんから、一瞬で体を再生する事なんて出来ません。
ベンチプレスでも死んでしまう。大けがをするかもしれないというリスクはしっかりと認識しておくべきでしょう。
セーフティーバーがあってもベンチプレスは100%安全ではない?
もちろん、ベンチプレスに危険性があるというのは今に始まった事ではありません。
ですので、ベンチプレスを行うゾーンには多くの場合セーフティーバーというものがあり、最悪の死亡事故などを防ぐ為の工夫はしてあります。
しかし、いくら対策がしてあるとはいえ、セーフティーバーが完璧な訳ではありません。
もちろん、かなりのリスク低減にはなりますが、
- セーフティーバーの設置忘れ
- セーフティーバーの設置方法が悪く位置がズレていた為無効
- 事故が起こった際にセーフティーバーが倒れてしまった
というような可能性も排除しきれません。
ですので、セーフティーバーがあってもベンチプレスは100%安全だ。何があっても平気なんだ!と過信するのは止めておきましょう。
(もちろんセーフティーバーを使用する事で安全性は格段にアップしますし、そもそもリスクなんてものは他の筋トレ種目でもありますし、それこそ道を歩いていたら隕石が降ってくる可能性だってあるので、怖がっていたら何も出来ないのですが…)
ベンチプレスの事故を防ぐ為にはどうすればいいか?
ベンチプレスには事故のリスクがあり、最悪死亡事故につながる可能性もゼロではありません。
では、そんな悲しい事故を防ぐ為にはどうしたらいいでしょうか?
対策は数えきれないほどありますし、各々でその場の状況で考える力を身に付けるというのが大原則ではありますが、最低でも下記の事は守って下さい。
- あまり重すぎる重量を扱うのを控える。
- MAX重量にチャレンジする時は必ず補助を付ける。
- セーフティーバーを正しく設置する。
- 体調が悪い時や極度に疲労している時はベンチプレスは止めておく。
- いざと言う時の対処法を学んでおく。
あまり重すぎる重量を扱うのを控える。
ベンチプレスを行う際に自分の限界ギリギリの重量や今まで挙げた事が無いような重さにチャレンジするのは、基本的には止めておきましょう。
別にベンチプレスを普通にやっている時は事故なんてそうそう起こるものではありません。
ベンチプレスでの事故が多いのはやはり重い重量にチャレンジする時。
裏を返せばそういう重い重量でなければ、ベンチプレスのリスクは少なくなるのです。
ベンチプレスは「漢の夢だ!常に限界に挑戦する!」なんて人は居ないとは思いますが、それでも重すぎるベンチプレスは事故のリスクがあり、もっと言うと肩や胸を痛めやすいリスクもあるという事は理解しておきましょう。
MAX重量にチャレンジする時は必ず補助を付ける。
それでもやっぱり「ベンチプレスが何キロ上がるようになったのか。」「自分の成長を知りたい。」「限界にチャレンジしたい!」という時は訪れます。
筆者もそれを完全否定はしません。
なので、ベンチプレスのMAXにチャレンジする時は1人じゃなくて、誰かにサポートをお願いして近くにいてもらいましょう。
誰かが近くにいるだけで、安心感が違いますし、万が一何かあったら支えてもらえるので最悪の事故は回避できるでしょう。
余談ですが、ベンチプレスで上がらなくなってしまったら補助の人に手伝ってもらってフォーストレップというトレーニングも出来ます。
これは補助の人の手を借りて、自分の力だけでは上がらない重量を何回か上げるというもの。
MAX重量が一人で上がらなくても、補助付きで2回も上げられれば成長につながりますよ。
そういう意味でもMAX重量に挑戦する時は(ベンチプレスに限らずですが)誰かに補助してもらった方が良い訳です。
セーフティーバーを正しく設置する。
セーフティーバーを正しく設置する。
設置し忘れなんて無い様にするといのも重要ですね。
セーフティーバーは正しく使えば安全と安心を担保してくれる素晴らしい相棒になります。
体調が悪い時や極度に疲労している時はベンチプレスは止めておく。
ベンチプレスは体に大きな負担をかけるトレーニングです。
(筋トレがそもそも体に大きな負担をかけるのでベンチプレスに限った話ではありませんが…)
なので、体調の悪い時や体が疲労していてエネルギーが残っていない時は特にベンチプレスは止めておきましょう。
色々な種目がありますが、つぶれた時に頭に重い重量のバーベルが落ちてくるのはベンチプレスだけです。
なので、体調が良くない時・ベストコンディションじゃない時はベンチプレスは止めておき、とりあえず他のもっと安全なマシントレーニングにしておきましょう。
いざと言う時の対処法を学んでおく。
ここまでベンチプレスの安全対策をしても、事故の可能性がゼロになるかというと完全なゼロというのは不可能です。
(そもそもリスクがゼロのものなんて地球上に存在しないのですが)
なので、ベンチプレスで筋肉が疲労してしまいつぶれてしまった時の対処法を学んでおく・知っておくというのも非常に重要です。
下記動画ではベンチプレスでつぶれてバーベルの下敷きになった時の対処法を紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
それでもベンチプレスは素晴らしい。
ここまでベンチプレスの危険性、リスク、死亡事故といったくらいトピックについて述べてきました。
ですのでベンチプレスについてマイナスイメージを持ってしまった人もいるかも知れません。
しかし、事故の危険性があったとしてもベンチプレスは素晴らしい種目です。
腕、肩、胸と言った上半身正面をここまで効率的に鍛える事が出来るトレーニングは他にはあまりありません。
「ベンチプレス何キロ上がる?」という質問がトレーニー同士の挨拶代わりにもなっているこの世界です。(いや、そこまででは無いか…)
男性はより男性らしい体つきになり、鏡を見るのが楽しみになり、Tシャツが入らなくなったと嬉しそうに話せる。
女性はバストアップにつながり、活力にあふれた美しい姿勢にもつながる。
そんなライフスタイルを提供してくれるのがベンチプレス。
ベンチプレスには危険性があり、死亡事故のリスクすらある。
その事実は変わりません。
一方でベンチプレスは素晴らしい。
なので、ベンチプレスの危険性を知った上で賢くベンチプレスと付き合っていきましょう。
そして素晴らしい筋トレ・ジムライフを満喫しましょう!
この記事のまとめ。
最後にこの記事の要旨をもう一度まとめていきます。
ベンチプレスは危険性をはらむ種目である事は間違いありません。
ベンチプレスは死亡事故の危険性もあり、そこまで行かなくてもケガをする事もあります。
セーフティーバーがあったとしてもリスクはゼロにならない。
その上でベンチプレス程すばらしい筋トレ種目はあまりありません。
正しいベンチプレスとの付き合い方、いざと言う時の対処法を学んだ上で、素晴らしいベンチプレスライフを送りましょう!
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