デッドリフトの効果まとめ!スポーツにはどのように活きるのか?

何かのスポーツをしていてジムに通っているという方も多いと思います。

ジムでは色々な筋トレを行うでしょうが、デッドリフトをメニューに取り入れている人も多いのではないでしょうか?

この記事ではデッドリフトの効果を、スポーツをする上でどのように活きるのかと言う観点で説明しています。

ぜひ参考にしてみて下さいね!

デッドリフトの基本的な効果まとめ!

デッドリフトの基本的な効果まとめ!

まずデッドリフトの効果について基本をざっと抑えておきましょう!

デッドリフトの効果には下記の様なものが挙げられます。

  1. 多くの筋肉を一度に効率的に鍛えられる。
  2. 鍛えにくい背中の筋肉を鍛えられる。
  3. 体幹が鍛えられる。
  4. 握力など様々な小さい筋肉も鍛えられる。
  5. 基礎代謝がUPする。
  6. 成長ホルモンがたくさん分泌される。

以下、各項目について説明を加えていきますね。

多くの筋肉を一度に効率的に鍛えられる。

デッドリフトはコンパウンド種目と言って、多くの筋肉を一度に効率的に鍛えることが出来る種目です。

デッドリフトでは大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋、脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋など多くの筋肉を一度に鍛える事ができ、時間効率が非常に優れています。

一つ一つの筋肉を個別に鍛えていたら、筋トレにかかる時間が長くなり過ぎてしまい、よほど暇な人でない限りスケジュールがパンクしてしまうでしょう。

しかし、デッドリフトなら短時間で多くの筋肉を鍛える事ができ、忙しい方や時間を有効利用したい方に嬉しい筋トレ種目と言えます。

鍛えにくい背中の筋肉を鍛えられる。

デッドリフトでは広背筋下部、脊柱起立筋、(やり方にもよりますが)僧帽筋など背中の筋肉を鍛える事が可能です。

実は背中の筋肉はを鍛えるのは難しいのです。

それは鏡を見た時、背中の筋肉を目視する事が出来ずイメージが湧きにくいから。

よって、人は体の前面の筋肉だけを鍛えてしまいやすく、背中の筋肉のトレーニングはおろそかになってしまいがちなのですが、デッドリフトをメニューに取り入れる事でそれを補う事が可能なのです。

体幹が鍛えられる。

デッドリフトは全身運動ですが、下腹部を中心とした体幹部分をしっかり鍛える事が可能です。

デッドリフトでは、体幹を安定させた上で比較的重い重量を扱いますので、効率的に体幹が鍛えられるのです。

体幹は鍛えるのが中々難しい場所なので、ここが鍛えられるのはありがたいですね。

握力など様々な小さい筋肉も鍛えられる。

握力など様々な小さい筋肉も鍛えられる。

デッドリフトではここまで列挙してこなかったような細かい筋肉も鍛えられます。

それはデッドリフトが全身の筋肉を使う種目だからです。

例えば、デッドリフトではバーベルをしっかり握る必要がありますので、握力も鍛えられます。

また、ふくらはぎのヒラメ筋などにも刺激が入ります。

個別で鍛えているとキリがないですが、デッドリフトを行う事で知らないうちに細かい筋肉まで鍛えられるという事ですね。

基礎代謝がUPする。

デッドリフトでは全身の筋肉が鍛えられるので、基礎代謝がUPします。

基礎代謝が上がる事で脂肪が燃焼されやすい体になります。

成長ホルモンがたくさん分泌される。

多くの筋肉を一度に、高負荷で鍛える事が出来るデッドリフトは成長ホルモンが分泌されやすい種目です。

成長ホルモンが分泌される事で筋肉量の増加、脂肪の減少、疲労の回復、睡眠の改善など様々な効果が現れます。

筋トレをすれば多かれ少なかれ、成長ホルモンは分泌されますが、デッドリフトは非常に効率よく成長ホルモンの分泌を促す事が出来るのです。

デッドリフトはスポーツにはどんな効果がある?

デッドリフトはスポーツにはどんな効果がある?

ここからはスポーツにおいて、デッドリフトが与える効果について述べていきます。

野球

野球においてデッドリフトが重要な理由ですが、ピッチングの球速やバッティングの飛距離に影響するからです。

デッドリフトは下半身や背中など多くの筋肉を鍛える事が出来ますが、それらの筋力が高い方がパフォーマンスが高い事が証明されているのです。

スピードが上がるほど、筋力が上がっているのがわかります。大まかに、140km/s以上投げるためには大腿四頭筋は85~90kg、ハムストリングスは42.5~45kg、背筋は180~200kg、腹筋は90~100kg、内旋筋は15.0~18.0kg、外旋筋は20~27kg、150km/sを投げるためには、大腿四頭筋は90~100kg、ハムストリングスは45~50kg、背筋は180~210kg、腹筋は90~105kg、内旋筋は22.0~25.0kg、外旋筋は25~31kg必要と考えられます。

引用元:ピッチングとフィジカルテスト及び球速との関連性について

 

あの大谷翔平選手もデッドリフトをメニューに取り入れています。

どんなスポーツにおいてもそうですが、野球ではいくらフォームを整えても、フィジカルの強さが無ければ一流にはなれません。

少しでも野球のパフォーマンスをUPさせたい方はぜひ、普段からデッドリフトをフィジカルトレーニングのメニューに組み入れてみてはどうでしょうか?

ゴルフ

ゴルフで飛距離を出す為には、下半身の安定性や体幹の強さが重要になってきます。

下半身の筋肉や体幹を効率的に鍛える事が出来るデッドリフトは、ゴルフプレイヤーにももってこいという訳です。

 

ダンロップが「ダンロップ・ゴルフイノベーション」というゴルフのスコアを伸ばす為のトレーニングプログラムを作成しましたが、その中にもデッドリフトは含まれています。

デッドリフトは、ハムストリングスという太もも裏の筋肉が伸びるストレッチ。これを行うことで太もも裏が柔らかくなり、ゴルフ時の姿勢が正しくなる。特に、膝がスイング時に前に出てしまう人におすすめのストレッチだ。

引用元:ダンロップがゴルフに特化したエクササイズを開発! 飛距離が10ヤード伸びなかったら全額返金!?

 

将来を有望視される女子ゴルフ選手の勝みなみさんもデッドリフトをメニューに取り入れています。

最近はデッドリフトやスクワットで使うウエイトを増やしたり、回数を増やしたりしていて、ツアーの再開が近づいてきたら、瞬発系のトレーニングを増やしていくつもりです。

引用元:《リラックス・トーク》今年も目標は“楽しく、笑顔でゴルフをする”。アツい応援をお願いします! ~勝 みなみ~

 

デッドリフトはゴルフでのパフォーマンスをUPさせるだけでなく、腰痛などのけが防止にもつながります。

テニス

テニスではグラウンドストロークやサーブの際に、下半身や体幹の強さがボールのパワーやスピードに非常に大きく影響します。

また、腰を回す動作が多い競技ですので、腰痛に悩まされる選手も多く、その意味でも強い腰回りの筋肉が重要になってきます。

まさにテニスに必要とされる筋肉を、鍛える事が出来るのがデッドリフトという訳です。

 

あの錦織圭選手もデッドリフトをトレーニングメニューに取り入れているのは有名ですよね。

錦織はジムでデッドリフト(ウェイトトレーニング)をする様子を投稿。動画には「重りが大きくなってきた」とつづっている。

引用元:錦織圭 デッドリフトを公開

 

2017年全豪オープン女子ダブルスでベスト4まで進出した加藤未唯選手もデッドリフトをメニューに取り入れています。

「デッドリフトの美しさは、彼女はピカイチです」

トレーナー氏がそう称えるのが、小柄な身体で世界と戦う加藤未唯。高い運動能力を誇り、特にネット際での見せる(魅せる)プレーに定評のある選手だ。

引用元:【女子テニス】選手も称賛する加藤未唯の片手バックハンドボレー。華麗なプレーの背後にあるものとは…

格闘技

格闘技では背筋力が強ければ強いパンチが打てますし、下半身の筋肉を鍛える事で安定感が増せばキック力がUPします。

首相撲の際には体幹力が勝敗を大きく左右しますし、タックルを受けた際にテイクダウンを跳ね返す際も腰の強さは必須です。

デッドリフトなら必要な筋肉を効率的に鍛える事が出来るので、格闘技のフィジカルトレーニングとしても非常におすすめです。

 

有名どころで言うとRIZINの朝倉未来選手もデッドリフトをしていますね。(凄い重量です)

バスケ

バスケではデッドリフトで下半身・体幹を鍛える事で、ポジショニングの際に相手に押し負けない体を作る事が出来ます。

またシュートやパスの安定感の向上も見込めます。

バスケの本場のNBAでも多くの選手がフィジカルトレーニングとしてデッドリフトを取り入れている事から、一般プレイヤーでも参考にするべき部分は多いでしょう。

サッカー

サッカーにおいてもデッドリフトでのトレーニングは非常に有効です。

ポジショニングやキック力など様々な場面で下半身や体幹の強さが影響してきます。

実際に多くのサッカー選手がデッドリフトをトレーニングメニューに取り入れています。

この記事のまとめ。

この記事のまとめ。

デッドリフトの効果について各スポーツの視点から解説してきました。

当然ですが、ここで紹介したスポーツ以外でもデッドリフトは有効です。

デッドリフトをしてマイナスになるという事は通常考えられませんので、何かのスポーツをしているのであればぜひ筋トレメニューに組み込んでみて下さい。

 

最期に注意点ですが、デッドリフトは素晴らしい種目ですが、デッドリフトだけで全てが足りるという事はありません。

ベンチプレスや懸垂、スクワット、その他のファンクショナルトレーニング、競技の練習なども取り入れ、バランスの取れた方法でトレーニングを積んでいきましょう。

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