筋トレに年齢は関係ない!年齢が遅いからと言って限界を作らないで!

筋トレをしていると、自分の年齢が気になる事って正直ありますよね。

自分の年齢で筋トレをしても遅いのではないか?限界は見えているのではないかと不安を感じる事も多いでしょう。

そこで本記事では筋トレには年齢は関係ないし、始めるのに遅いも早いもないという事を説明していきたいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さい。

筋トレに年齢は関係ない!

筋トレに年齢は関係ない!

筋トレに年齢は関係ないです。

何歳になっても筋トレを行うと、筋肉は超回復を起こし、強く大きく成長する事が科学的に実証されているからです。

 

「虚弱高齢者」という介護を必要としているような層の方であっても、筋トレを行う事で効果は認められています。

一般的に、高齢になるほど筋力が低下すると言われている(福永,2003)。一方、筋力トレーニングは、生活機能の低下が著しい虚弱高齢者においても、心身機能の向上に対する効果が認められている

引用元:高齢者の筋力トレーニング促進に向けた 行動科学的アプローチ

ですので、年齢を理由に筋トレをするのを躊躇したり、あきらめたりする必要は全くないのです。

 

もちろん、一般的には人間の筋力は20代半ばでピークを迎え、その後は緩やかに下降していきます。

年を取っているよりは若い方の方が、筋トレの効果が出やすいのも事実です。

 

しかし、年齢というのは筋トレを行う条件の一つに過ぎません。

年齢以外にも

  • 性別
  • 体質
  • 持病
  • 運動経験
  • どれだけ時間をかけられるか
  • どれだけ休息できるか
  • どれだけフォームを意識できるか
  • どれだけ追い込めるか
  • プロテイン
  • サプリメント

などと言った要素が絡んできます。

いくら若くても、筋トレに時間が全然取れないし、フォームも滅茶苦茶。

プロテインもあまり飲まない20代の方がいたら、正直筋トレの効果はあまり望めないでしょう。

 

一方でたとえ60代70代であっても、しっかりフォームを研究し、トレーナーの言葉に耳を傾け、栄養をしっかり摂る。

そして、筋トレにしっかりコミットする事で、若い人よりも大きな筋トレの効果を得る人だっている訳です。

実際に年齢が高く、仕事を引退している場合は筋トレに対して十分な時間を確保する事が容易であり、それがプラスに働くというのは事実。

一方、社会生活基本調査によれば、50 歳代までと比較して、60 歳以上は積極的な自由時間が増加し、その傾向は男性で特に顕著である(総務省統計局,2008)。そのため、特に男性において、退職などによる自由時間の増大は、筋力トレーニングを始める「きっかけ」となり得ることが予想される。

引用元:高齢者の筋力トレーニング促進に向けた 行動科学的アプローチ

 

ですので、年齢だけに囚われて筋トレを躊躇するのは非常にもったいない、愚かな事です。

筋トレに年齢は関係ありません。(100%関係ないと言い切る事はしませんが、少なくとも年齢だけで決まるほど筋トレは単純な問題ではありません)

【事例】筋トレを始める年齢が遅い人でも体は変わる!

実際に筋トレを始めた年齢が遅い人でも、若者を顔負けの筋肉を手に入れた人は沢山います。

何人か紹介していきますね。

70歳男性・61歳男性の例

下記動画では70歳男性と61歳男性が登場しますが、2人とも恐ろしく体幹力が強く、鍛えられた肉体をしているのが分かります。

平均的な20代30代男性よりもずっと筋肉が強いのは一目瞭然でしょう。

見た目もマイナス20歳くらいに見えますね…

タキミカさんの例

下記動画は一部界隈で有名なタキミカさんです。90歳女性。

タキミカさんは日本最高齢のスポーツインストラクターとして活動しています。

筋トレを始めたのは65歳から。

見た目はおばあちゃんですが、筋肉が恐ろしく発達したおばあちゃんです。

 

タキミカさんのトレーニングに関しては、高齢者だけでなく全ての年代の人に見てもらいたいのですが、特に下記動画はお勧めです。

タキミカさんは90歳にして引き締まったお尻をしています。

正直90歳と言うと一般的に言えば、ヒップアップどころかオムツをして介護をしてもらう年齢です。

しかし、タキミカさんは筋トレを継続する事で、今でも女性としての体を維持しているのです。

齋藤忠男さんの例

齋藤忠男さんは81歳にしてボディビルダーとして活躍しています。

下記動画を見てもらうと1分もしないうちに、その凄さが分かってくるでしょう。

 

ここまで高齢者の筋トレの事例を見てきました。

彼ら全員に言えるのが「年齢など気にしていない」という事です。

 

年齢が高いと筋トレをしてはいけない法律やルール、マナーなどは一切ありません。

年齢が高いから筋トレを躊躇している人がいるとすれば、それは年齢など関係なしに「自分が筋トレしたくない」だけ。

その言い訳として年齢を利用しているに過ぎないのです。

筋トレを始める年齢が遅い場合の注意点は?

筋トレを始める年齢が遅い場合の注意点は?

筋トレを始めるのに年齢は関係ありませんが、若い時に行う筋トレと高齢になってから行う筋トレは全く同じという訳ではありません。

違いを理解した上で、年齢に応じて筋トレを行うべきです。

 

若い人でも重要なのですが、高齢者が筋トレを行うのであれば下記の事に一層気を付けていきましょう。

  1. 正しいフォームを理解する。
  2. プロテインとサプリメントを飲む。
  3. 追い込み過ぎない。

正しいフォームを理解する。

高齢者が筋トレを行うのであれば、正しいフォームを理解し、徹底的に追及しましょう。

若い人でも正しいフォームで筋トレを行うのはもの凄く重要なのですが、高齢者の場合はさらに重要です。

 

正しいフォームで筋トレを行うと効果がUPし、怪我もしにくくなります。

なので、正しいフォームは重要。

 

高齢者の場合、どうしても若い人に比べると筋肉の成長は遅くなりますから、少しでも筋肉の成長速度をUPさせる為に正しいフォームが必要です。

また、怪我をした場合、筋トレが出来なくなり、高齢者の場合長引く可能性もありますから、怪我のリスクが少ない正しいフォームが重要なのです。

プロテインとサプリメントを飲む。

これも高齢者に限らずですが、プロテインとサプリメントは必ず飲みましょう。

筋トレとプロテインとサプリメントはセットだと考えて下さい。

 

年齢が高くなると体が衰える理由に「栄養素が不足している」というものが挙げられます。

高齢者はあまり食事を食べないので常に低栄養状態であり、結果として筋肉が衰えてしまうのです。

厚生労働省が発表した「令和元年度 国民健康・栄養調査結果の概要」1)によると、65歳以上の低栄養傾向の者(BMI≦20㎏/㎡)は、男性12.4%、女性20.7%となっています。また、85歳以上では、男性17.2%、女性27.9%となりました。すなわち、年齢が上がっていくにつれ、知らず知らずのうちに低栄養状態に陥ってしまうリスクが高いことがわかります。

 また、要介護高齢者においては20~40%、入院中の高齢者においては30~50%の割合で低栄養が見られるといわれています2)。

引用元:高齢者の低栄養

 

筋トレは筋肉を作る行為であり、材料である栄養が足りないと筋トレの効果は出ません。

高齢者はそもそもの段階で低栄養状態に陥りやすいので、若者以上に食べる事を意識して、トレーニングを行う必要があります。

普段の食事だけで筋トレに必要な栄養素を充足するのは難しいので、プロテインとサプリメントは必ず飲むようにしましょう。

追い込み過ぎない。

高齢者が筋トレをする場合、過度に追い込み過ぎるのも止めておきましょう。

若者が頑張っているんだから、自分も…!と思うのはある程度仕方ないのですが、若者でも追い込み過ぎた筋トレは非効率です。

 

筋トレで追い込み過ぎると、回復に時間が掛かってしまい、次のトレーニングと間隔があいてしまう事もあります。

例えば、普段は週2回筋トレをしているのに、筋トレで追い込み過ぎて酷い筋肉痛になり、1週間まるまるジムに行けなかった、というような場合非効率です。

また、追い込み過ぎた筋トレ=無理をしているという事なので、単純に怪我や事故の可能性が高まります。

筋トレを始める年齢は何歳が良い?限界はある?

筋トレを始める年齢は何歳が良い?限界はある?

筋トレを始める限界年齢みたいなものありません。

何歳からでも筋トレをしましょう!

ジムに行きましょう!

筋トレに年齢は関係ないからです。

 

この記事内でも紹介した高齢者トレーニーたちも筋トレを始めた年齢は早くありません。

60代から始めた人もいます。

それでもあれだけの強靭な肉体を手に入れています。

 

筋トレを始めたいなら、年齢など気にせず今始めましょう。

年齢が関係ないと言って安心して結局何もしなかったら、意味がありませんので…

この記事のまとめ。

筋トレと年齢の関係について述べてきました。

筋トレを始めるのに年齢は関係なく、何歳から始めても強く美しい肉体は手に入ります。

 

ただし、若者の筋トレと高齢者の筋トレは違う部分もありますので、ぜひジムのトレーナーに相談したりしながら一番効率のいい道を選択するようにしましょう。

正しいフォームを意識しつつ、しっかり栄養をとり、追い込み過ぎないように鍛える事で、若者顔負けの体を手に入れる事も可能です。

 

年齢は筋トレに関する沢山ある要素の中のたった一つにしかすぎません。

年齢など気にせず、どんどんジムに行くなり、自宅で鍛えるなりしていきましょう!

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