寝る前のストレッチってなんだか痩せる気がしませんか?
ここでは寝る前のストレッチについて果たして瘦せる効果があるのか、部位は股関節が良いのかといった疑問などについて述べていきますね。
ぜひ最後までお読みください!
サマリー
寝る前のストレッチは痩せる効果があるのか?
端的に言うと、寝る前のストレッチは瘦せる効果が無いとは言いませんが、それほど強いダイエット効果があるとは言えないでしょう。
痩せたいのであれば食事と生活習慣、そしてカッコよく痩せる為のトレーニングが重要であり、ストレッチはその補助的な位置づけに当たるからです。
例えば厳しい食事制限をすれば、それだけで痩せる事はありうるでしょう。
また、習慣的に強度の高い運動を高頻度で行えば、それも痩せる要因となります。
ですが、寝る前のストレッチは痩せる効果がゼロとは言いませんが、痩せるという事を目的にした場合、最短距離の選択肢とは言い難い。
それが現実だと思います。
ただし、ストレッチには
- 身体の柔軟性を高める。
- 身体の可動域が広がる。
- 代謝を良くする。
- リラックス効果。
- ケガの予防。
- その他多数!
というような素晴らしい効果があり、ダイエット(以外でもあらゆる競技で言えますが)のサポートとしては素晴らしく、是非とも採用したいです。
特に寝る前にストレッチを行う事で、副交感神経が優位になり(※)、しっかり眠れて疲労回復しやすくなりますし、次の日にしっかりと運動のパフォーマンスを出せるという事は否定できませんので、間接的には痩せる事につながります。
(※)自律神経には「交感神経」と「副交感神経」がある。交感神経は運動時・緊張時などに働きが強くなり、副交感神経は睡眠時・食事の時などに強くなる。副交感神経の働きが強まったタイミングで寝ると快眠になりやすい。(マッサージされてる時はリラックスして寝てしまいますよね)
ですのでここでの結論としては「寝る前のストレッチは直接的に痩せる事にはつながらないが、ダイエットのサポートとしては採用する価値がある」と言えますね。
寝る前のストレッチでおススメな部位は股関節?
ストレッチと言っても色々な種類がありますが、寝る前のストレッチとして行うにはどんなものが良いのでしょうか。
極論を言えば「全身をくまなく徹底的にストレッチ」が理想ですが、忙しい現代では「そんな時間はありません!」という人も多いでしょうね。
そこで寝る前のストレッチとしてお勧めなのが股関節(とその周り)のストレッチです。
それは股関節をストレッチすると
- 多くの筋肉が連動して柔らかくなるので、効率的である事。
- 多くの筋肉が関わってストレッチされるので、リラックス効果も高い。
- 腰痛の予防になる。
- 身体のコアの可動域UPにつながる為、あらゆる競技や運動のパフォーマンスUPにつながる。(結果としてダイエットにもプラスに)
というような事が望めるからですね!
股関節周りのストレッチで、これは良いなと思える動画がありましたので載せておきますね。
この動画は大殿筋、ハムストリングス、内転筋、腸腰筋と言ったストレッチが紹介されています。
どれも体が硬い人向けに丁寧に紹介されていますが、体が柔らかい人の為にどうすれば強度が上がるかかも説明されているのがポイントです。
最後にまた裂きもしっかりやりたいという方は下記動画もご覧ください。
11:26からまた裂き(開脚ストレッチ)です。
寝る前のストレッチとしてはここまで述べてきたように股関節周りのストレッチがおススメです。
ただし、時間がしっかりとれる場合は他の部位まで行ってもOKなので、その時の状況に合わせてみてくださいね。
また、ストレッチを行う頻度としては毎日がおススメですが、無理がないようにして長く続けていきましょう。
なぜ寝る前にストレッチするべきなの?
ストレッチはいつでもできます。
朝でも昼でも夜でも出来ますし、会社の休憩時間にやっても大丈夫です。
運動の前でも有効。
しかし、なぜ寝る前のストレッチが推奨されるかというと、超回復の助けとなるからという側面があります。
筋トレはちゃんとしたトレーニングなのですが、細かく見れば自分で自分の筋肉を傷つける行為。
その傷ついた筋肉が、以前よりも強く大きく成長する性質を利用して、筋トレを繰り返す事で筋肉が成長していきます。
寝る前にストレッチを行う事で副交感神経の働きが強まりリラックスできる事で、快眠できるようになります。
筋肉は寝ている時に効率的に成長(超回復)しますから、睡眠を助ける寝る前のストレッチは超回復のサポートとなりますね。
また、仮に普段から運動やダイエットをしていないという人でも、ストレッチそのものが筋線維を傷つける一種の筋トレであるとも言えます。
厳密に言えばストレッチでも筋肉は傷ついている訳ですから、すぐに寝る事でストレッチで傷ついた筋肉をすぐに超回復へともっていけますよね。
寝る前というタイミングはそういう意味でストレッチに向いていると言えるでしょう。
更に言うと、寝る前にじっくり筋肉を伸ばしてじっとしている間、その日一日に起こった出来事を整理できます。
筆者は股裂きストレッチをしながら、気持ちを落ち着け整理すしてから寝るようにしています。
ちょっとヨガのような要素も入りますが、寝る前に筋肉をじんわり伸ばすという事は精神を安らかに出来る側面もありますね。
寝る前のストレッチはどれくらいで効果が出る?
寝る前のストレッチが効果的であるという事はここまで語ってきて理解して頂いたと思いますが、気になるのが「いつから効果が出るか」という事でしょう。
これについて言うと、人それぞれと言わざるをえません。
性別、年齢、運動歴、筋肉の質、ストレッチを行える頻度、etc…
人によって条件は違いますから、一言では言えませんよね。
一応、目安だけでも述べておくと「体が軽いな」というような感覚を感じるのは、しっかりストレッチが出来れば2、3日で感じる人もいます。
ちなみに筆者は寝る前のストレッチを開始して、翌日に体が軽快に動くと感じました。
ですので、そういう意味での効果なら翌日からあります。
身体の柔軟性がUPするという点での効果では、細かく言えば2、3日でも柔軟性は上がっているでしょうが実感は出来ないでしょうね。
目安で言うと、真面目にストレッチを毎日行えば1ヶ月もすれば体の可動域が大きくなるのを感じる事が出来ると思います。
そして、寝る前にストレッチによる痩せる効果ですが、これは冒頭でも述べたように効果を感じるのは難しいでしょう。
厳密には、効果はあるのでしょうが「ストレッチで痩せた分はここまで」と区切るのは不可能です。
ダイエットで成功するのは、食事管理や筋トレ、パーソナルトレーニングと言った他の努力もしている人ですね。
寝る前のストレッチに関わらずですが、ストレッチは必ず体にいい影響を与えてくれる素晴らしいものです。
ダイエットでも、美容でも、競技のパフォーマンスUPでも、健康面でもプラスになります。
体質の改善という側面があるので、即効性が感じられるものではありませんが、ぜひ続けていきたいものですね。
この記事のまとめ。
ストレッチ、特に寝る前のタイミングで行うストレッチについて述べてきました。
寝る前にストレッチにはダイエット効果は正直あまり無いでしょう。
ただし、痩せる事をサポートする側面はしっかりとあるので、寝る前にしっかりストレッチをする事はおススメです。
部位としては股関節周辺のストレッチを行うと、体質改善・リラックス・腰痛予防改善といった効果が望めます。
一日の終わりに精神統一するという事にもつながります。
効果がいつから現れるかというと一言では表現しにくいですが、中長期的な視点を持ってしっかりとストレッチを継続していきましょう!