パーソナルトレーナーには将来性がない?貧乏で結婚出来ないのは本当か?

パーソナルトレーナーになりたい!と思いつつも、収入や安定性などの面で色々な不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事ではパーソナルトレーナーの将来性や結婚、貧乏なのかどうかと言った部分について触れていきたいと思います。

ご自身の進路を決める上で参考にして頂ければ幸いです。

パーソナルトレーナーとしての働き方は3種類。

パーソナルトレーナーとしての働き方は3種類。

一口にパーソナルトレーナーと言っても、働き方は一つではありません。

主に下記の3種類にパーソナルトレーナーを分類する事が出来ます。

  1. 会社員パーソナルトレーナー(給与所得者)
  2. フリーランスのパーソナルトレーナー(個人事業主)
  3. 社長パーソナルトレーナー(法人、法人役員)

 

1の会社員パーソナルトレーナーというのは、大手のジムなどで雇われて働く会社員です。

2のフリーランスのパーソナルトレーナーは誰にも雇われず、1人でお客さんを集め、自宅やテナントを借りてパーソナルトレーニングを行う形態。

3の社長パーソナルトレーナーというのは、2を法人化して会社を作ったものです。

 

この章で説明した内容を前提に、今後の説明をしていきたいと思います。

パーソナルトレーナーの将来性について。

パーソナルトレーナー自体には将来性はあると言える。

パーソナルトレーナー自体には将来性はあると言える。

パーソナルトレーナーの将来性について述べていきます。

明言するのは難しいですが、パーソナルトレーナー自体は必要とされる職種で需要はありますので、将来性があるか・無いかで言えば「ある」というのが答えです。

人の体は一人ひとり違っていて、西洋医学的アプローチや理論だけで正解は出せず、一種の熟練の感覚のような指示が正解である場合もあります。

そういうアドバイスが出来るのがパーソナルトレーナーなのです。

 

どんなにGoogleやYouTubeで「筋トレ やり方」と検索しても、一般論の答えしか出てきません。

それで満足したり、自分でかみ砕いで応用したりする事が出来る人もいるでしょうが、全員がそうではありません。

また、自分だけで判断するよりも、熟練のトレーナーの指導があった方が良いに決まっています。

さらに新しい技術やメソッドが生まれたら、検索しても情報が少ない事もあり、そういうものについてはパーソナルトレーナーがしっかりと専門的に勉強し、トレーニーに伝える事が求められます。

 

よって、パーソナルトレーナーはこれからも必要とされますし、将来性が無い訳ないのです。

パーソナルトレーナーの競争は激化し、格差は広がる。

前章ではパーソナルトレーナーの将来性はあると言いましたが、同時に競争は激しくなり、パーソナルトレーナー間の格差は広がるでしょう。

パーソナルトレーナーの供給が近年増えている為です。

 

ひとつの根拠としてパーソナルジムの軒数増加が挙げられます。

2013年にライザップが登場し、その印象的なコマーシャルがお茶の間を席捲して以来、それまで全く耳馴染みがなかった『パーソナルトレーニング』という言葉が市民権を得はじめ、それにつれて日本全国のパーソナルトレーニングジムも増加の一途をたどり始めたのです。

引用元:産経新聞

ライザップの店舗数で考えると2013年が18店舗、2021年9月で168店舗です。RIZAPグループ株式会社2022年3月期 第2四半期決算説明会資料より)

 

ライザップだけで見ても、2013年から21年の8年間で10倍弱くらいに店舗数が増えています。

競合他社も同じように店舗数が増えており、単純に店舗数が増えれば、パーソナルトレーナーの供給も増えていると考えられます。

正確な数値で測る事は難しいですが、パーソナルトレーナーの供給も、2013年に比べると2021年9月時点で10倍程度に増えていてもおかしくはないのです。

 

今後、高齢者へのパーソナルトレーニングの提供など、新たなマーケットも成熟していくでしょうが、現状ではパーソナルトレーナーの供給はかなり多くなっており、地域によっては余っている状態です。

つまりパイの取り合いになっており、売れるパーソナルトレーナーはどんどん売れて豊かになるし、売れないパーソナルトレーナーは全然売れないという構図が顕著になっています。

売れないパーソナルトレーナーには将来性はない。

ここでの結論です。

パーソナルトレーナーと言う職業自体には将来性はあります。

しかし、供給過多になっておりパーソナルトレーナーが十分足りているのが現状なので、売れる人と売れない人の格差が激しいという事は言えます。

 

売れないパーソナルトレーナーに限って言えば、将来性があるとは当然言い難いので、何らかの軌道修正は必要でしょう。

貧乏パーソナルトレーナーの特徴。

フリーランスのスパーソナルトレーナーは貧乏になりやすい?

フリーランスのスパーソナルトレーナーは貧乏になりやすい?

パーソナルトレーナーになったものの貧乏なまま終わってしまう人について説明していきますね。

本記事の序盤でパーソナルトレーナーの働き方を3種類に分類しましたが、貧乏になりやすいのはフリーランスのパーソナルトレーナーです。

それは「最低限これだけはもらえる」という金額が確定していない働き方だからです。

 

会社員パーソナルトレーナーですが、平均年収が362万円となっています。求人ボックス給料ナビより)

決して高いとは言えませんが、正社員であれば様々な福利厚生もありますので、際立って貧乏という事は無いでしょう。

また、社長パーソナルトレーナーに関して言えば、法人化して事業をしているくらいですから、一般論で言えば貧乏とは言い難いです。

 

このようにパーソナルトレーナーで貧乏になってしまうのは、フリーランスのパーソナルトレーナーの方が多いのが現実です。

貧乏になってしまうパーソナルトレーナーの特徴。

フリーランスのパーソナルトレーナーと言っても、中には沢山稼いでいる人も多いはず。

一体どのような特徴を持つ人が貧乏になってしまうのでしょうか。

これはパーソナルトレーニング業界だけではない、商売の普遍的な原則のような部分があるのですが、以下の2点に当てはまるフリーランスのパーソナルトレーナーは厳しいかも知れません。

  • 集客出来ない。
  • 単価を切り下げている。

集客出来ない。

まず集客出来ないパーソナルトレーナーは絶対に稼ぐ事は出来ません。

お客さんが来ないので当たり前ですね。

 

極端な言い方ですが、よほど最悪なサービスを提供しない限り、お客さんさえくれば何とか商売は成り立ちます。

ビジネスが成功しない多くの理由は「貴方がそこでそのビジネスをしている事が知られていない」というものなのです。

 

パーソナルトレーナーとして売れたければ、まず集客を頑張るべきです。

単価を切り下げている。

大企業でない限り単価を下げて集客するというのは、非常に悪手です。

フリーランスのパーソナルトレーナーでは1時間3000円、安い人では2000円でレッスンを提供している人もいますが、それをやっているようではいつまでも貧乏から抜け出せないでしょう。

単価が安ければ、常にレッスンをしていなければ一定額が稼げない反面、集客する時間が無いのでお客さんが増えないというジレンマに陥ります。

 

売れているパーソナルトレーナーは付加価値を付けて、高単価のサービスを提供しているものです。

自分のレッスンの価値を下げる行為はお勧めできません。

高い料金を頂くのに相応しい品質のレッスンをしましょう。

パーソナルトレーナーは結婚出来る?

パーソナルトレーナーは結婚出来る?

パーソナルトレーナーが結婚出来るか不安になる人も多いようです。

パーソナルトレーナーの将来性や収入面から、そのような疑問を持ってしまうのでしょう。

 

結婚できるかどうかは自分や相手次第です。

結婚後の生活の事まで考えるなら、答えはすぐに出るはずです。

 

会社員パーソナルトレーナーはお給料が高くはないので、共働き世帯になるでしょう。

フリーランスのパーソナルトレーナーなら収入格差が激しいです。

稼げるトレーナーになれればいいのですが、底辺から抜け出せないのであれば、軌道修正しないと結婚どころか人生が大変かも知れませんね。

 

ちなみに余談ですが、パーソナルトレーナーはお客さんからはかなりモテますよ!

参考記事:パーソナルトレーナーの恋愛事情は!?恋愛禁止が当たり前?

パーソナルトレーナーとして成功するにはどうすればいいか?

成功の定義は人それぞれ。

パーソナルトレーナーとして成功するにはどうすればいいか。

答えは様々ですし、何をもって成功とするかは人による部分です。

 

会社員パーソナルトレーナーとしての成功なら、待遇が良いジムに入社すればいいでしょう。

そこから出世していけば、将来的にはまた違った展望も生まれます。

 

フリーランスのパーソナルトレーナーとしての成功は、副業なら月に5万も稼げばいいという人もいるかも知れません。

本業でやるので月50万円は稼ぎたいというのであれば、しっかりと高単価なレッスンを提供しつつ、粘り強く集客する必要があります。

 

手っ取り早いのが成功しているパーソナルジムのフランチャイズに加盟したり、コンサルティングを受ける事です。

成功するまでのノウハウを買う事で、それを実行さえすればOKという状況にしてしまうのは楽と言えますね。

多くのフリーランスのパーソナルトレーナーが失敗している中、成功している人にやり方を聞いてしまうのは合理的です。

資格取得はお勧めしない。

あまりお勧めできないのが「パーソナルトレーナーとして成功したいから資格取得を頑張る」というものです。

資格そのものは素晴らしいし、スキルを磨くのはトレーナーとして当然です。

 

しかし、資格があっても集客できなければ宝の持ち腐れですし、稼いで成功する事は不可能です。

資格が無くても稼いでいるパーソナルトレーナーはいるので、勉強する事は大事ですが、資格さえとれば成功出来ると考えるのは止めるべきです。

この記事のまとめ。

パーソナルトレーナーの将来性や経済的な面などについて触れてきました。

パーソナルトレーナーという仕事への需要はまだまだありますので、将来性はあると言えます。

 

一方で、今後競争が激しくなっていき、パーソナルトレーナー間の格差は大きくなるでしょう。

生き残って成功していく為にしっかり努力していく必要がある業界だと言えますね。

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